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薄くて動く素材と向き合う ― SUS304薄物加工の現場から
今回の加工は
**SUS304/板厚5.6mm(0 / -0.20)**という薄物。
正直、図面を見た瞬間に「これは気を使うな」と思う条件でした。
汎用旋盤での加工ということもあり、チャックの締め具合が肝。
締めすぎれば即歪む、弱ければビビる。
トルクレンチで数値管理…という世界ではなく、指先と手応えでバランスを取る、まさに経験勝負のセッティングです。
SUS304は、削り始めるとすぐに熱を持ち、
その熱でじわっと動く、扱いにくい素材。
切り込み量、送り、工具の当たり方を見ながら、
「今、熱が溜まり始めたな」と感じたところで一呼吸置く。
この間がないと、最後に必ず精度に跳ね返ってきます。
特に今回は精度要求も厳しい製品。
一発勝負はせず、工程ごとに状態を確認しながら、
歪みが出ないことを最優先に加工を進めました。
薄物のSUSは、
「機械が削る」というより、
素材の声を聞きながら人が削る感覚に近い。
こういった仕事こそ、
長年現場で積み重ねてきた経験が、そのまま形になる加工だと感じます。

詳細は、下記より是非チェックしてください(^^♪
紹介製品ページ
https://www.nc-net.or.jp/company/59897/product/detail/265905/
