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高硬度材(HRC60相当)の切削加工~SKD11の場合~
今回はちょっとした加工記録として、「SKD11 (HRC60近辺の焼き入れ済み)を切削した」件について書いておこうと思います。なかなかハードな相手でしたが、無事に切削出来ました。
SKD11といえば、冷間工具鋼として有名で、耐摩耗性に優れる素材です。ただ、焼き入れ後の硬度が非常に高く、切削加工は普通に考えると〝やらない〝か、〝超硬工具と低速送りで挑む〝という世界。
今回の案件は、どうしても焼き入れ後の状態で形状加工が必要だったため、切削トライすることに。
正直、硬かった...。
工具の悲鳴がきこえるような感触で、常にチッピングと隣り合わせ。切削音が変わったらすぐに止めて、工具チェック→必要なら交換。
慎重に進めた結果、大きなトラブルもなく加工は完了。
SKD11の焼入れ材でも、工具と条件をちゃんと選べば切削できる‼ということがわかりました。
そんな感じの加工記録でした。
次回は工具の寿命比較でも書いてみようかな…。
それでは!
詳細は、下記より是非チェックしてください(^^♪
紹介製品ページ
https://www.nc-net.or.jp/company/59897/product/detail/248858/