【加工屋の本音語り】SUS304研磨って難しい?!他材との違いを徹底解説!
『他材と何が違う?加工屋が本音で語るSUS304の研磨の難しさ』
今回はSUS304のリング形状の製品製作です。
その中で、平面研削盤の工程に注目してみました。
この材質、SUS304はかなりの厄介者(>_<)
研磨としては余り好んで加工したくないのが正直なところです。
※あくまで個人の感想です(m´・ω・`)m
では、何が厄介者なのか、難しい点をいくつかご紹介します!
◆熱伝導率の低さ
ステンレスは鉄などに比べると熱伝導が悪いです。
そのため、研磨時に発生する熱が逃げにくい性質があり、研磨焼けや歪みが出やすいのが特徴です。
◆加工硬化しやすい
研磨の力が加わることで、表面が硬くなるという特性があります。
一度加工硬化してしまうと、一気に加工難易度が上がってしまい、歪みが多く発生して取り代が足りなくなったり、焼け付いたようになったまま表面に残ってしまったり。
最悪の場合は加工不良なんてことも...
◆砥石の摩耗が早い
研磨砥石の摩耗や目詰まりが起きやすく、ドレス回数も必然的に多くなってしまいます。
◆磁石につかない
SUS304は磁石につかないのが特徴。
基本的に平面研削盤での加工は、加工物を磁石で固定して行っています。
ですが磁石につかないとなると、他の方法を考えなくてはなりません。
※個人的にこれが一番の難しい点だと思っています。
以上のことから研磨加工の難しさが分かると思います。
これらの難しい点を攻略するため、通常行っている作業の正確さが求められます。
例で下記3点をピックアップしました!
・適正量のクーラント使用
・切り込み量と送り速度の調整
・治具や固定方法の確立
いつも当たり前のように行っている作業でも、
SUS304は微妙な違いで大きく変わってきます。
この素材と戦うときは要注意ですよ!
【加工設備】
・NC旋盤 オークマ V60-R
・平面研削盤 岡本 PSG-64DX
【素材】SUS304
【サイズ】Φ350×Φ330×10
【精度】内外径±0.1、厚み±0.1、平面度0.02
日々の仕事で技術力を向上させ、
どんなご依頼にも対応できる会社になってまいります(`・ω・´)ゞ

詳細は、下記より是非チェックしてください(^^♪
紹介製品ページ
https://www.nc-net.or.jp/company/59897/product/detail/263718/
