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加工品に合わせた、機械の特性を生かした旋盤の選び方

今回は旋盤工程をご紹介!!!
多種多様な旋盤達の個性と特徴をお教えします(^o^)丿

製品は単品物で、かなりの大きさになります。
グローリーの旋盤加工では、恐らく最大級の大きさになります。
そこで機械の選定をしなくてはならないのですが・・・

1、機械をまたがず工程を減らしたほうが早い
2、単品加工は汎用旋盤が得意
3、重切削はNC旋盤が得意
4、長時間の荒加工はNC旋盤が得意
5、仕上げ加工は汎用旋盤が得意
6、NC旋盤はプログラムを作らないといけないため時間ロス
7、汎用機は切削液を大量に使用できないため、熱を持ちやすく刃もちが悪い

少し考えるだけでもこれだけ出てきました。
他にも多数条件があると思いますが、図面を見て、機械の特性を考え、加工時間などを計算して3台の機械を使用することにしました。

【加工設備と内容】
・1工程目 NC旋盤 森精機 SL403 最大加工径:Φ450 長さ:800
一番時間のかかる荒加工を【SL403】で行いました。
チャック圧も強く重量物、重切削に強いのが特徴、約230㎏の材料を片持ちで加工出来るんです。

・2工程目 NC旋盤 森精機 NL2500 最大加工径:Φ250 長さ:1200
荒加工+中仕上げ加工を【NL2500】で行いました。
径が細くなってくると【SL403】ではビビりが発生してしまうため不向きです。
そこで機械を替えて、センター押しをしながら、仕上げの手前まで加工しました。

・3工程目 普通旋盤 滝澤 TAC-510 最大加工径:Φ270 長さ:800
最終仕上げに【TAC-510】を使用しました。
単品物の仕上げ加工なら得意とする汎用機の出番です。
尚且つ長物で精度も厳しいため、微調整で補正が出来る機械を選びました。
ねじ切り加工もお客様からの支給ゲージに合わせ加工しました。

旋盤加工の中でも、グローリーでは機械ごとの特性を生かし、荒加工から仕上げ加工までを使い分けています。
いかに早く精度の高いものを作るのか、各品物ごとに一から考え、お客様に喜んでもらえるよう日々仕事に向き合っています。

【製品名】主軸
【素材】S45C
【サイズ】Φ250×600
【精度】同心度0.02、真円度0.02、各外径g6~f8

詳細は、下記より是非チェックしてください(^^♪

紹介製品ページ
https://www.nc-net.or.jp/company/59897/product/detail/190953/

エミダスページ
https://www.nc-net.or.jp/company/59897/

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